【SIDS】スワドルアップは危険?根拠と対策を徹底解説

ずぼらママの虎ノ巻 - にほんブログ村

寝ない赤ちゃんを前にねんねについて検索していると辿り着くアイテム「スワドルアップ」。

我が家も新生児から夜通し寝ない日が何日も続き、スワドルアップを導入し大いに助けられました。

しかし、気になるのがSIDSの危険性です。

▼この記事では以下のことが分かります。

・スワドルアップとSIDSの関係

・スワドルアップは使っても大丈夫?

・スワドルアップを使いたい時の対策

SIDSについても根拠を挙げて詳しく解説していきます。

SIDS スワドルアップは危険?

結論としては、スワドルアップでSIDSの危険性が上がる可能性はあります。

理由は3点あります。

  1. 熱がこもりやすい(うつ熱)

  2. 深く眠りすぎてしまう

  3. うつ伏せから仰向けに復帰できない

順番に解説していきます。

①熱がこもりやすい(うつ熱)

スワドルアップは足まで完全に覆うおくるみです。着せすぎなどで赤ちゃんが放熱できない状態はSIDSの確率を上げてしまいます。

身体に熱がこもると自律神経は正常な体温に戻すために筋弛緩作用を働かせ、それに伴い呼吸運動が抑制されます。やがて低酸素状態を起こしますがこの状態から復帰できずに死に至ってしまうのがSIDSの一因と考えられています。

②深く眠りすぎてしまう

スワドルアップは、効果がある子は本当に眠れるようになります。

赤ちゃんは呼吸機能が未発達のため不規則な呼吸をしていますが、深く寝入ると何らかの原因で呼吸が止まっても復帰することなく死に至ることがあります。

他にも要因はあると思いますが、赤ちゃんの眠りが浅いのは呼吸停止に自力で気付き復帰できるようにするためという説もあります。

我が家でも1mで導入したところ、夜間泣き通しだったり抱っこでしか寝なかったのがベッドに置いても次の授乳まで2,3時間寝てくれるようになりました。

寝てほしいけども、眠りすぎるとSIDSの危険性が上がる……ジレンマです。

③うつ伏せから仰向けに復帰できない

スワドルアップは首から下が全ておくるみで包まれてしまうため、何らかのトラブルでうつ伏せになってしまった場合、自力で仰向けに戻ったり顔の前の障害物をどけることができなくなってしまいます。

スワドルアップを着ていて自力でうつ伏せになることはほぼ無いと思いますが、万が一の時には危険な状態になってしまいます。

SIDS スワドルアップは安全説

逆にスワドルアップはSIDS予防に効果がある、安全であるという説もあります。

販売開始から現在まで事故0

スワドルアップの販売元であるLOVE TREEによれば、2008年にスワドルアップを販売開始してから今までスワドルアップが原因とされる事故は報告されていないそうです。

多少は安心材料になりますが、スワドルアップが原因でなかっただけで実際は事故はあるのかもしれない……我が家が最初の1件になる可能性も……などと考えてしまうのが超心配性の我が家であり、この記事を読んでくださっている方々だとは思います。

そのためSIDS対策に基づいた具体的な安全ポイントをお伝えします。

うつ伏せになりづらい

スワドルアップは首から下の全身が包まれるために寝返りをうつことはほぼ不可能です。結果としてうつ伏せ寝になるリスクを減らすことができます。

しかし万が一うつ伏せになってしまった場合、自力で仰向けに戻れなくなるという諸刃の剣ではあります。

ブランケットを使用する必要が無い

スワドルアップはおくるみとして防寒の役割を担うため、ブランケットを掛けることによる窒息のリスクを無くすことができます。

米小児学会のSIDS対策に「ブランケットなどを使用しないこと」という項目があります。

赤ちゃんは顔にかかったブランケットを取ることができなかったり、口に入れて窒息してしまう危険性があるからです。

SIDS 結局スワドルアップは使っても大丈夫?

散々SIDSとの関連の話をしましたが、スワドルアップはメーカーによると販売開始から今まで事故死0の安全なおくるみということですので、SIDSの確率を顕著に上げるものではないと言えます。

疲れと寝不足でフラフラな親からしてみると、効果がありそうなものは全て使っていきたいのが本音です。。危険ポイントを理解した上でしっかり対策をして使いましょう。

私も超心配性ながら自分の疲れが限界に達し使い始めました。実際使ってみると思っていたより危険性は少なそうで、対策も難しくなかったので下記でお伝えします。

SIDS スワドルアップ使用時の注意点と対策

SIDS予防策と照らし合わせてみると今まで書いてきたように

  • 熱がこもりやすい
  • 深く眠りすぎてしまう
  • うつ伏せになった時に復帰できない

などの危険性があります。

以上を踏まえて対策を2点挙げます。

厚着にならないように注意する

赤ちゃんは暑がりと言われています。寝る時の服装は新生児~2mは大人と同じ枚数、3m~の赤ちゃんは大人よりも1枚少ないくらいが丁度良いです。

また、スワドルアップの生地の種類で対策することもできます。

▼SIDSの心配をしている方がスワドルアップを買うならば、スワドルアップバンブーライトをオススメします。

スワドルアップの中で最も薄手で通気性が高いです。実物を触ってみると確かに熱がこもりにくいなと感じます。

我が家で主に使用したのはこちらです。冬の間は下に掲載しているスワドルアップライトも併用していました。

我が家では夏は半袖ボディスーツ1枚+スワドルアップバンブーライト、冬は長袖ロンパース1枚+スワドルアップライトなど割と薄着で使用していました。

バンブーライトやライトでもねんねへの効果はしっかりありました。

▼我が家での季節・室温別の服装を詳しく紹介しています。

呼吸・寝姿勢の確認を定期的にする

万が一呼吸が無くなってしまった時は、心肺停止から5分も経てば助かる確率は大幅に低下してしまいます。我が家では1時間毎にアラームで起きて確認したり、心配で浅くしか眠れず目覚めては何度も確認したりしていました。(それでも不十分という恐ろしい事実……。)

親も寝ないわけにはいかないのでSIDSにならないこと祈りながら眠るしかありませんが、体動センサーを導入すると大分不安が和らぎます。我が家ではセンサー導入後は授乳時と夜泣き対応などでしか起きなくなりました。

我が家で使用しているSense-Uベビーセンサーができること

  • 体動(呼吸)のリアルタイム通知
  • 寝姿勢のリアルタイム通知
  • 室温・湿度・体感温度の確認

温度の確認で暑すぎ・寒すぎの判断ができますし、万が一呼吸が止まったりうつ伏せになったりするとアラートが鳴るので、有事の際はすぐに気づけて救命措置に入ることができます。

スワドルアップをとうに卒業した1歳現在も念のため使用しています!

高いので気軽に購入できるものではありませんが、突然死や窒息などの万が一が心配でよく眠れない方や体動センサー・ベビーカメラの導入を考えている方にオススメです。

▼Sense-Uの使い勝手については下の記事に詳しく書いています。

まとめ

スワドルアップはかなり便利である反面、SIDSの確率を高める要素があります。

しかし親が睡眠不足の状態でいるよりは安全な場合も多々あり、事実私もかなり助けられて卒業まで使うことができました。

導入を検討している方はSIDSの対策をしっかりして賢く使用しましょう。

人気ブログランキング

コメント

タイトルとURLをコピーしました